焼肉における牛の部位についての簡易解説
みなさんこんにちは。
そろそろ寒くなってきたので焼肉の季節ですね。
焼肉の部位は非常に多様で、希少部位や内臓も含めると非常に多くの種類があります。
そのため、何が何やらで注文するときに困ってしまうこともよくあると思います。
そこで、それぞれの牛の部位について、よく見かける100種類の特徴を簡単に解説します。
お気に入りの部位がなくて憤慨されてる方もいらっしゃると思いますが、上げればキリがないと思いますので何卒ご理解頂ければと存じます。
※諸事情により、各種写真はありません。
1.カルビ(バラ)
肋骨周辺の部位で、脂が多く甘みがある。焼肉の定番部位。
2.ロース
背中から腰にかけての赤身肉。脂が少なく、さっぱりとした味わい。
3.ハラミ
横隔膜の筋肉で、ホルモンに分類されるが、赤身に近い食感。
4.タン
牛の舌。コリコリとした食感があり、脂が少ない。
5.ハツ
牛の心臓。脂が少なく、しっかりとした歯ごたえ。
6.ミノ
第一胃袋。コリコリとした歯ごたえがあり、弾力のある食感。
7.シマチョウ
大腸の部位。脂が多く、焼くと外はカリカリ、中はトロトロになる。
8.マルチョウ
小腸。脂が豊富で、ジューシーな味わい。
9.レバー
肝臓。鉄分が豊富で、濃厚な風味が楽しめる。生で食べると怒られる。
10.ヒレ
腰の内側。非常に柔らかく、脂が少ない。
11.ツラミ
頬肉。弾力があり、噛むと旨味が広がる赤身。
12.ザブトン
肩ロースの中でもサシが入りやすい希少部位。口の中でとろける。
13.トモサンカク
腰の後ろに位置する赤身と脂のバランスが良い希少部位。
14.リブロース
背中の肋骨周辺。霜降りが多く、非常に柔らかい。
15.サガリ
横隔膜の一部。ハラミに似た食感で、脂が適度にあり濃厚。
16.カイノミ
腰の近くのバラ肉。カルビに近いが、赤身の旨味も楽しめる。
17.ウルテ
気管周辺の部位。コリコリした食感が楽しめる。
18.コリコリ
動脈の一部。名前の通りコリコリとした食感が特徴。
19.フワ
肺の部位。柔らかくふわふわした食感がある。
20.コブクロ
子宮。弾力があり、コリコリした食感。
21.ギアラ
第四胃袋。脂が少なく、さっぱりした味。
22.センマイ
第三胃袋。シャキシャキとした食感が特徴。
23.ヤン
第二胃袋。歯ごたえがあり、あっさりした風味。
24.ランプ
腰の上部。脂が少なく、赤身が多い。
25.イチボ
ランプの下部にある希少部位。赤身と脂のバランスが良い。
26.シャトーブリアン
ヒレの中心部にある希少部位。柔らかく、上品な味わいが特徴。一番高い。
27.シンタマ
太ももの内側。赤身が多く、しっかりした食感。
28.テール
牛の尾。ゼラチン質が多く、濃厚な味わい。
29.ハラガワ
お腹の皮部分。厚みがあり、コリコリとした食感。
30.クリ
肩の一部。赤身が多く、柔らかく旨味がある。
31.マクラ
首の付け根。筋が多く、煮込みに向いている。
32.スネ
脚の筋肉質な部位。硬めだが、煮込むと旨味が出る。
33.カメノコ
太ももの内側。しっかりとした食感。
34.トウガラシ
肩の上部。繊維が細かく、濃厚な味。
35.トウビキ
前足の付け根。筋が多いが旨味がある。
36.メガネ
肩の骨周辺。脂が少なく、さっぱりした味。
37.トウジン
肋骨の間。繊維質が強く、しっかりした食感。
38.ゲタカルビ
肋骨の間の肉。脂が多く、ジューシー。
39.スジ
筋肉の周囲にある筋。硬いが、煮込むとコラーゲンが豊富。
40.サーロイン
背中の上部。脂が多く、柔らかい。
41.トモバラ
腹の下部。脂が多く、濃厚な味わい。
42.シビレ
胸腺。柔らかく、クリーミーな味わい。
43.アキレス
アキレス腱。硬いが煮込むとゼラチン質が溶け出す。
44.アバラ
あばら骨の周辺。脂身が多く、濃厚な味。
45.タテバラ
胸の前面。脂が多く、濃厚。
46.キク
胃袋の一部。コリコリした食感。
47.タンシタ
舌の付け根。脂が多く、濃厚な味。
48.カシラ
頭の肉。歯ごたえがあり、旨味が強い。
49.ネック
首周り。筋肉質で歯ごたえがある。
50.バラヒモ
胸腹部の筋肉。硬めだが旨味がある。
51.テッポウ
直腸の一部。弾力がある。
52.ホホ肉
頬肉。赤身が多く、噛むと旨味が出る。
53.ミスジ
肩の希少部位。柔らかく、霜降りが美しい。
54.ナカオチ
肋骨の間の肉。脂が多く、柔らかい。
55.クリミ
肩の上部。赤身が多く、しっかりした味わい。
56.スネカブ
スネの上部。筋が多く、煮込み向き。
57.アカセン
胃袋の一部。柔らかく、脂が少ない。
58.ヤゲンナンコツ
胸の軟骨。コリコリした食感。
59.ホッペ
頬肉。脂が多く、濃厚な味。
60.テールサシ
牛の尾の希少部位。脂が多く、ゼラチン質が豊富。
61.ソトモモ
外もも。筋肉質で脂が少ない。
62.ヒウチ
腰の希少部位。赤身と脂が絶妙。
63.ヒモカルビ
肋骨と肋骨の間の筋肉。柔らかく、脂が多い。
64.マルカワ
第二胃袋(レティキュラム)の一部。歯ごたえがあり、濃厚な味。
65.ツチノコ
肩の特に希少な部位。脂が適度に入り、口でとろける。
66.イワイヅル
肩にある部位。柔らかく、旨味がしっかり。
67.タチウラ
肋骨の裏側。繊維質が強く、旨味が濃い。
68.アブシン
胃袋の一部。コリコリとした食感。
69.カワムキ
内臓を覆う膜の部分。歯ごたえがある。
70.スイギュウ
精巣の部位。柔らかく、クリーミー。
71.タンカブリ
舌の付け根のさらに奥。濃厚な味が楽しめる。
72.シタミ
第三胃袋(オマソ)の一部。シャキシャキとした食感。
73.シタモモ
太ももの下部。筋肉質で歯ごたえがある。
74.カナビラ
肋骨に沿った部位。筋が多く、煮込みに向く。
75.キニクボン
肩の筋肉に近い部位。脂が少なく、しっかりした味わい。
76.メズラ
胸腺の一部。柔らかく、まろやかな味。
77.アラゲ
小腸の脂肪分を含む部位。脂が多く、ジューシー。
78.キリクチ
肩に近い肉。繊維質が強く、硬め。
79.ケズリ
骨についている肉を削った部位。濃厚な味が楽しめる。
80.タカセ
肩に近い部位。しっかりとした噛み応えがある。
81.ササミ
鳥のささみではなく、牛のささみ状の部分。柔らかく、脂肪が少ない。
82.タマコシ
牛の腎臓。独特の風味があり、クリーミー。
83.ヒトエカクシ
肋骨の下の肉。繊維が強く、焼肉に向く。
84.ヒレシタ
ヒレの下部。柔らかく、脂の入りが良い。
85.トロタン
脂が多めの牛タンの部分。とろけるような味わい。
86.アオナミ
胸にある筋肉。筋が多く、硬め。
87.ヤンシン
横隔膜周辺の部位。しっかりした食感。
88.ヒモシン
胸腹部の筋肉に近い部分。噛み応えがある。
89.チョロギ
小腸の端部。脂が多く、コクがある。
90.シンガワ
お腹の皮の部分。厚みがあり、コリコリした食感。
91.アソコ
生殖器の一部。柔らかく、濃厚な味わい。
92.タビラ
肋骨の外側。繊維質が多いが、味が濃い。
93.ツルミ
頬の筋肉。弾力があり、噛むと旨味が出る。
94.トリモモ
牛の太ももの形状から名前がついた部分。しっかりとした味。
95シタゴシ
下腹部。脂が少なく、噛み応えがある。
96ハマダレ
肩の筋に近い部位。硬め。
97.ホタル
肩甲骨の裏側。しっかりした味。虫ではない。
98.ムシロ
背中の筋肉。繊維質が多く、煮込みに向く。
99.スズカケ
肩から腕にかけての肉。筋が多い。
100.イナゴ
胸の筋肉。硬め。虫ではない。
以上の100種類の部位は、それぞれ異なる食感や風味を持ち、焼肉を多彩に楽しむことができます。
希少部位や内臓は特に個性的な味が多く、部位ごとに異なる体験が味わえます。
個人的には、11.ツラミ、15.サガリ、48.カシラなどが大好きです。
焼肉店で見かけたらぜひ試してみてください。
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