高輪ゲートウェイ駅だけじゃない!新駅の情報をあなたはどこまで抑えてる?
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不動産投資を成功させる様々な条件の中でも、最も重要なのが立地条件です。成功している不動産投資家の中には、「不動産投資の成功は立地が8割」と言う人もいます。
しかしながら、良い立地条件が揃った物件はあらかた売れてしまっていて、もはや市場には好条件が揃った物件は存在しないのではないかと思うかもしれません。
しかし、まだまだチャンスはあります。駅周辺の再開発や新駅の創設です。駅周辺が再開発されたり、新駅ができたりすることによって、人の流れや入居需要は大きく変化し、今は人の流れも入居需要もあまりないエリアでも、将来的には不動産の資産価値も上がり大化けすることもあるのです。 例えば都営地下鉄大江戸線は1991年に開業しました。開業当初は利用者数が予測の約半分でこのままでは赤字が続くと思われましたが、六本木ヒルズ周辺の再開発事業、臨海部の大型マンション建設によって沿線人口が増え、利用客数が大きく増えました。2017年時点では1日平均95万6000人となり、計画時の需要予測を約15万人も上回っているのです。駅を利用する人が増えれば沿線の物件の入居需要も当然増えます。このように再開発や新駅の創設は投資のチャンスなのです。
新駅創設といえば、記憶に新しいところでは品川駅と田町駅間に2020年開業予定の「高輪ゲートウェイ駅」の発表です。
山手線といえば、東京都心をぐるっと一周するように作られたJRの鉄道でターミナル駅である新宿駅、渋谷駅、品川駅、東京駅、秋葉原駅、上野駅、池袋駅等の主要駅をおさえているので、山手線沿いは東京都内の中でも需要は非常に高くなっております。
駅数は29駅で、最古の駅は1872年(明治5年)5月7日に開業した品川駅で、最も新しい駅は西日暮里駅で1971年(昭和46年)4月20日に開業しているので、高輪ゲートウェイ駅が2020年に開業されるとなると、およそ半世紀ぶりの30駅目の山手線新駅になります。
新駅創設や再開発計画はまだまだ存在しています。一つひとつ挙げてご紹介してみます。
東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ駅」について
2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催前の供用開始、2022年の最終完成を目指して工事中。周辺一帯は森ビルを中心に開発が進められていて「虎ノ門ヒルズ森タワー」を囲むように建設される。オフィス中心の「虎ノ門ヒルズビジネスタワー」(2019年度の竣工予定)、住宅を中心とする「虎ノ門ヒルズステーションタワー」(2022年度の竣工目標)、虎ノ門ヒルズ駅と一体開発する「虎ノ門ヒルズステーションタワー」(2022年度の竣工目標)があります。
JR東海道線「村岡新駅」について
2019年8月現在、神奈川県、藤沢市、鎌倉市、JR東日本で設置するかどうかを検討中。場所は藤沢市村岡東にある国鉄湘南貨物駅の跡地で、設置が決まればJR藤沢駅からJR大船駅の間にできる予定です。藤沢市と鎌倉市の両市は周辺を駅と一体開発する予定です。
JR京葉線「幕張新駅」について
2024年開業を目指して工事中。場所はJR京葉線海浜幕張駅と新習志野駅の中間点に建設されています。周辺には2013年に開業したイオンモール幕張新都心などの商業施設に隣接しています。
東武東上線「寄居新駅」について
2020年秋開業予定。本田技研工業と連携し、ホンダ埼玉製作所寄居完成工場に隣接する場所に建設される予定です。寄居工場に勤務する人が利用することが見込まれています。 ※まだ計画段階のもの
JR羽田空港までの新路線 | 田町駅付近から直結するJR東日本の新路線。埼京線やりんかい線との直結 |
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東京メトロ豊住線 | 豊洲駅から住吉駅を結ぶ地下鉄で有楽町線と直通予定 |
東京メトロ半蔵門線の延伸計画 | 押上駅から松戸方面へ伸ばす予定 |
品川地下鉄 | 白金高輪駅から品川駅を結ぶ新路線 |
まだまだ計画は沢山ありますが、この様に今後の開発も含めると東京都内での新駅開業やその沿線での人口流入等により地価上昇も充分にあり得るので投資チャンスも広がりそうです。
情報は入手するだけでは意味がない
こうした新駅創設の情報や再開発の情報をどのように物件選定に応用すればいいのでしょうか? これまで紹介した新駅創設と周辺開発の特徴を挙げると、新駅創設とセットに住宅施設や商業施設、娯楽施設といった街も一緒に開発するというのがポイントになっているようです。新駅を中心として街ができれば、その周辺の駅の物件にも入居需要は波及していきます。新駅ばかりに目を奪われずに周辺の駅の物件にも注目をしてみましょう。新駅ができれば、その鉄道を利用する乗客がそもそも増えるということも考えられます。立地条件の良い物件をその沿線上で探すことも必要でしょう。常にアンテナを磨き、良い物件に出会うことができるように準備をしておくことが重要です。
とはいえ、どのような物件が投資対象として優れているのかわからないということもあるでしょう。まずは、専門家の話を注意深く聞き、自分に合った運用方法を見つけるのが一番です。
東京でおすすめのFP相談窓口については、こちらの記事で詳しく解説されています。
>> 参考:東京のFP相談なら「マネーキャリア」
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