不労所得を得る方法5選!各メリットとデメリットと特におすすめな方法をご紹介
老後2,000万円問題など、日本国内でもお金に対する関心は高まってきています。そうした中で、不労所得に興味を持たれる方もいらっしゃるでしょう。不労所得を得ることができれば、将来のお金の不安を和らげることができます。
本記事では、不労所得の仕組みなど解説すると共に、不労所得を得るための5つの方法について、それぞれのメリット・デメリットと併せて解説します。
目次
Toggle不労所得とは
「不労所得が欲しい」と考えている方は多いでしょう。不労所得を得ることで、収入が増えるだけでなく、本業の収入以外の収入源を持てるため、本業に何かあった場合にも対応しやすくなります。
不労所得の定義
不労所得とは「自分で労働することなく得られる所得」のことです。それに対して、本業の仕事のように労働に対価として得られる所得は労働所得となります。
ほとんどの方は、労働所得を得て生活しているものです。一方、不労所得は、労働の対価として支払われる以外のお金のことをいい、イメージしやすいのは投資による配当金や大家としての家賃収入でしょう。
不労所得を得られるようになれば、自分がその日何をしていたかに関わらず、収入を得られるようになるのです。とはいえ、最初から何もせずに所得を得られるわけではありません。
不労所得の場合、最初に所得を生み出す仕組みを作り出す必要があるのです。
不労所得の仕組み
不労所得の仕組みは何で所得を得るのかによっても異なります。株式投資であれば、株式を保有することによる配当金や株主優待が不労所得になるものです。また、不動産投資においての家賃収入などは、不動産購入後は管理会社といった第三者に働いてもらうことで得られます。
近年では、YouTubeなどの動画配信での広告収入も不労所得と言えるでしょう。視聴回数がアップすれば、継続的に広告収入を得られるようになります。しかし、これらの不労所得は、所得を得るまでにそれなりの労力や時間が必要です。
株式投資であれば、将来性を見極めた投資先を判断する必要があるでしょう。不動産投資にしても、入居者ニーズや物件の調査・収支計画の作成など多くの作業が必要です。
不労所得のみで生活するには?
不労所得のみで生活できれば、それまで仕事に充てていた時間をすべて自分の好きな時間として過ごせるようになります。これは、近年注目を集めているFIREという生き方に該当するのです。
FIREとは、「経済的自立と早期退職」という意味で、新しい早期リタイアの形として若い世代によって人気が高まっています。FIREでは、仕事を早期リタイアした後、不労所得で生活するのが基本です。そのために必要な仕組みとして、「4%ルール」があります。これは、資産運用の4%内で生活費を納めることで、不労所得のみで生活できるという考えです。
具体的には、1億円を年4%で運用すれば、年間400万円の所得をえられます。この400万円で生活費を納めることで、不労所得のみで生活できると言えるのです。
逆を言えば、生活費を4%で除した額の資産運用資金が必要とも言えます。300万円で生活しているなら、300万円÷4%=7,500万円の運用資金が必要なのです。
不労所得の種類5選とそれぞれのメリット・デメリット
不労所得と言っても、さまざまな収入の得方があります。ここでは、不労所得として代表的な次の5つについて、メリット・デメリットも含めて紹介していきます。
・株式投資
・投資信託
・FX
・アフィリエイト
・不動産投資
株式投資
投資と言って一般的にイメージするのが、株式投資ではないでしょうか。株式投資とは、企業が発行する株式を所有することで、売買差益や配当金を得る投資です。売買差益とは、購入した値段よりも株価が上がったタイミングで売却することで、差額を利益として得る方法です。
相場を見極めてうまく売買できれば、大きなリターンを得られる方法でもあります。とはいえ、株式の売買は投資先企業や売買のタイミングの見極めが難しく、初心者にはハードルが高いと言えるでしょう。
対して、配当金を得る方法であれば、株式を一定数保有しているだけで企業の業績に応じた分配金を得られるので初心者でも取り組みやすいでしょう。ただし、配当金は企業の業績によって必ずしも得られるわけではなく、得られたとしても大きなリターンは見込めない点には注意が必要です。
メリット
株式投資のメリットには、以下のような点があります。
・大きなリターンを見込める
・配当金なら安定しやすい
・株主優待が得られる
株式投資は、投資先を見極めることで大きなリターンを狙うことも可能です。また、保有していているだけでも分配金を得られるというメリットもあります。特に、大企業であれば分配金の利回りは低くても安定した収入につながる可能性があるでしょう。
株式投資の魅力には、株主優待もあります。株式の保有に対するお礼として、発行企業から商品やサービスを得られる株主投資は、投資先によってさまざまな特典があるものです。
デメリット
デメリットには、以下のような点があります。
・大きな損失を出す可能性がある
投資先の企業の業績などによっては、株価が急落し大きな損失を出す可能性もあるものです。投資先企業は慎重に判断し、他の投資先にも分散して投資することをおすすめします。
投資信託
投資信託とは、投資家からの資金を集めてプロが運用する金融商品です。投資家は運用に応じた分配金を得られます。
メリット
投資信託のメリットには、以下のような点があります。
・運用をプロに任せられる
・少額から投資できる
・分散投資できる
投資信託では、運用自体はプロがしてくれるため、投資家で売買などの手間が必要ありません。投資初心者や相場を見ている時間のない人でも、始めやすいというメリットがあるでしょう。少額からスタートできる商品が多いのも、取り組みやすいポイントと言えるでしょう。
また、投資信託一つに投資すれば、そのまま分散投資していることになるのも投資するうえでの大きな魅力です。
デメリット
デメリットには、以下のような点があります。
・手数料が高め
・大きなリターンは見込めない
投資信託はプロが運用するぶん、手数料も取られる点には注意が必要です。投資信託は、一般的に購入時・運用中・解約時にそれぞれ手数料が発生します。手数料の額は、商品や証券会社によって異なるので、手数料まで確認したうえで投資することが大切です。
また、投資信託では安定したリターンは見込めますが、大きなリターンはあまり期待できません。長期的にコツコツ資産運用したいという方に適しているでしょう。
FX
FXとは、外国為替証拠金取引とも呼ばれる、為替相場を利用した通貨の売買による利益を狙う投資方法です。
例えば、1ドル=100円の時にドルを購入し、1ドル=120円になったタイミングでドルを売却すれば20円の利益を得られます。この仕組みを利用した投資方法がFXなのです。
メリット
メリットには、以下のような点があります。
・大きなリターンが狙える
・自動売買ツールが豊富
FXにはレバレッジと呼ばれる仕組みがあり、投資資産よりも高額な取引が可能です。そのため、レバレッジを掛けることで大きなリターンが見込めるという魅力があります。
自動売買ツールとは、設定さえすれば自動的に取引してくれるツールのことです。例えば、「100円になったら売る」と設定しておけば、100円になった時点でシステムが自動的に売却してくれます。このシステムを利用することで、不労所得を狙うことが可能です。
自動売買ツールは、取引会社によってさまざまな種類が用意されており、初心者でも利用しやすいものも多くあります。
デメリット
デメリットには、以下のような点が挙げられます。
・大きな損失になりやすい
高いレバレッジを掛けることで大きなリターンを狙える反面、相場が予想と逆に動けば大きな損失を招きます。また、利益をねらうなら相場とのにらめっこになり、仕事の傍らに確認するというのは難しくなるでしょう。
FXは、ハイリスク・ハイリターンの投資ともいわれるので、初心者にはあまりおすすめできません。
アフィリエイト
アフィリエイトとは、ブログなどに広告を貼ることで広告収入を得る方法です。ブログなどに貼られた広告は、ユーザーがクリックしたり商品を購入したりすると、ブログの運営者に広告収入が入る仕組みとなっています。
このことを利用して不労所得を得る方法も近年注目を集めています。
メリット
メリットには、以下のような点があります。
・ネットさえあればできる
・高い収入を得ることも可能
アフィリエイトは、ネット環境さえあれば簡単にスタートできます。ブログや動画配信をスタートして広告を貼るだけなので、元手も大きく掛からないでしょう。
視聴者を多く獲得できれば、その分収入もアップし、何もしなくても収益を生み出すことも可能です。
デメリット
デメリットには、以下のような点があります。
・収入を得られるまでの時間が掛かる
アフィリエイトは、ユーザーを獲得しなければ収入が発生しません。ユーザーを獲得できるようなコンテンツの作成など、最初の仕組みづくりにかなりの労力が掛かるものです。また、労力を掛けたからと言って必ずしも収入を得られるわけではなく、ユーザーに興味を持ってもらえなければ収入ゼロということも珍しくありません。
不動産投資
不動産投資とは、不動産を購入し運用することで収入を得る方法です。賃貸として貸し出し第三者から家賃収入を得るだけでなく、不動産を売却することで売却益を狙うこともできます。
メリット
メリットには次のような点があります。
・レバレッジを効かせられる
・管理業務は委託できる
不動産投資ではレバレッジを効かせることが可能です。不動産投資でのレバレッジとは、少ない自己資金で大きな投資利益を得ることを言います。
不動産投資は基本的に金融機関からローンを組んで物件を購入します。自己資金に借入金をプラスできるため、自己資金以上の物件に投資でき、より高い収益を得ることも可能です。
また、不動産運営では、入居者の募集や物件管理などの手間がかかりますが、これらは管理会社に委託できるので、投資家は大きな手間がかかりません。
デメリット
デメリットには、以下のような点があります。
・ある程度自己資金が必要
不動産を購入するため、ある程度自己資金が必要です。もちろん金融機関でローンを組むので、全額自己資金で賄う必要はありません。しかし、ローンを組むにもある程度の頭金は求められるのが一般的でしょう。
自己資金ゼロで投資することも可能ですが、借入金が大きくなり返済の負担が増えることや、修繕費用などに対応でいなくなるのでおすすめできません。
不労所得を得るのに不動産投資がおすすめな3つの理由
不労所得を得る方法としては、不動産投資がおすすめです。ここでは、不動産投資をおすすめする理由として次の3つを紹介します。
・景気に左右されにくい
・低金利で始められる
・インフレや円安につよい
景気に左右されにくい
不動産というモノへの投資であり、景気に左右されにくいという特徴があります。実際、昨今の新型コロナウイルス感染拡大による市場急落時にも、不動産市場は大きなダメージを受けませんでした。
むしろ、おうち時間が増えることやリモートワークの普及により、住宅の需要は増えつつあるのです。
低金利で始められる
不動産を購入する際には、金融機関でローンを組みます。低金利が続く現在は、ローンを組んでも金利の負担が大きくない点も投資しやすいというメリットになるでしょう。
日本においては金融緩和政策が取られ続ける見込みのため、始めやすいとも言えます。ただし、今後は金利が上がる可能性もあるため、検討しているなら早めに始めるのがおすすめです。
インフレや円安に強い
不動産はインフレや円安に強い資産でもあります。不動産というモノへの投資のため、物価が上がりお金の価値が下がるインフレの局面でも、お金の価値に大きな影響を受けないのです。反対に、お金の価値が下がることでローンの実施的な価値は低減します。また、物価の上昇に伴い家賃も上昇することが見込まれる点も有利になるでしょう。
不動産投資はインフレ対策としても有効なので、資産運用に一定割合組み入れることでインフレのリスクヘッジとなります。特に、今後はインフレや円安が続くことが予測されるので、早めにスタートすることでより利益を得やすくなるでしょう。
まとめ
不労所得の基本や種類ごとのメリット・デメリットをお伝えしました。不労所得にはいろいろあり、メリット・デメリットがあるので、それぞれを比較して自分に合った方法を選択することが大切です。
数ある不労所得の中でも、不動産投資が今の情勢的にもおすすめと言えるので、不労所得や資産運用を検討しているなら、不動産投資を始めてみてはいかがでしょうか。
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