不動産投資は20代から始められる!メリットやよくある失敗事例・成功の秘訣を解説
比較的安定して家賃収入が得られる不動産投資。お金の動きがわかりやすいこともあり、20代のような若い世代にも注目されています。
とはいえ「不動産を購入する」というのは、中途半端な気持ちでは決心できません。「自分の年収で不動産投資ができる?」「貯蓄はどのくらい必要?」など、20代だからこそ金銭的な不安も多いのではないでしょうか。しかし、不動産投資は、若いうちに始めたほうがよいこともたくさんあるのです。
そこで本記事では、不動産投資を20代から始める利点や成功の秘訣を解説します。よくある失敗事例も紹介するので、不動産投資に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
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不動産投資をしている20代の割合と男女比は、近年増加傾向にあります。とくに、若い世代が将来の資産形成や経済的な安定を求めて不動産投資に興味を持つケースが増えています。調査によると、20代の不動産投資家の割合は全体の約10%を占めており、その中でも男性が約60%、女性が約40%という男女比が見られます。
この背景には、インターネットやSNSを通じて投資情報が容易に手に入るようになったことが大きく影響しています。また、若い世代はリスクを取ることに対して比較的柔軟であり、長期的な視点で資産を増やすことに積極的です。また女性の投資家が増えているのは、経済的な自立を目指す意識が高まっていることが一因と考えられるでしょう。
さらに、20代の不動産投資家は、将来のライフイベント(結婚、子育て、老後)を見据えて早期に資産形成を始めることで、経済的な安心感を得ることができると考えています。このように、20代の不動産投資は今後も増加していくことが予想されます。
20代で不動産投資を始める5つのメリット
20代で不動産投資を始めることには、多くのメリットがあります。以下に、その代表的な5つのメリットを紹介します。
長期ローンを組める
若い世代である20代は、長期的なローンを組むことが可能です。たとえば、30年や35年といった長期間のローンを利用することで、月々の返済額を抑えることができます。これにより、キャッシュフローが安定しやすくなり、他の投資や生活費に余裕を持たせることができます。長期ローンを活用することで、無理のない返済計画を立てることができ、安心して不動産投資を続けることができるのです。
投資期間が長い分利益を増やせる
20代で不動産投資を始める最大のメリットの一つは、投資期間が長いことです。若いうちに投資を始めることで、長い年月をかけて資産を増やすことが可能になります。たとえば、家賃収入を得ながらローンを返済し、最終的には物件を完全に自分のものにすることができます。さらに、長期間にわたって不動産の価値が上昇する可能性もあり、その分キャピタルゲインを得るチャンスも増えます。時間を味方につけることで、リスクを分散しながら安定した収益を目指すことができるのです。
自由に使えるお金が多い
20代はまだ家庭を持っていないことが多く、生活費や教育費などの大きな出費が少ないため、自由に使えるお金が多い傾向にあります。このため、投資に回せる資金が比較的多く、リスクを取って新しいことに挑戦しやすい時期と言えるでしょう。さらに、若いうちから投資を始めることで、将来的に大きな資産を築くための基盤を作ることができます。自由に使えるお金を有効に活用し、早い段階で不動産投資に取り組むことで、経済的な自由を手に入れるチャンスが広がります。
団体信用生命保険に入りやすい
20代で不動産投資を始めるもう一つの大きなメリットは、団体信用生命保険(団信)に入りやすいことです。団信は、住宅ローンを組む際に加入する保険で、万が一のことがあった場合にローンの残債を保険金で返済する仕組みです。若い世代は健康状態が良好であることが多く、保険の審査に通りやすい傾向があります。これにより、将来的なリスクを軽減し、安心して不動産投資に取り組むことができます。団信に加入することで、自分自身だけでなく、家族の生活も守ることができるため、20代での不動産投資は非常に有利と言えるでしょう。
経験や実績を積んでステップアップできる
20代で不動産投資を始めることの大きなメリットの一つは、若いうちから経験や実績を積むことで、将来的にさらなるステップアップが可能になる点です。不動産投資は一度始めると、物件の選定や管理、リフォーム、賃貸契約など、多岐にわたるスキルが求められます。これらのスキルを早い段階で身につけることで、次の投資に活かすことができ、より高い収益を目指すことができます。
また、若いうちに成功体験を積むことで、自信を持って次の投資に挑戦できるようになります。経験を重ねることで市場の動向やリスク管理の方法も理解しやすくなり、失敗のリスクを減らすことができます。20代での不動産投資は、将来の大きな財産となるでしょう。
20代不動産投資のよくある4つの失敗事例
不動産投資は魅力的な収益源となり得ますが、20代の若い投資家にとっては注意が必要です。ここでは、20代の不動産投資家が陥りやすい4つの失敗事例を紹介します。
(1)融資審査が通りにくい
20代の投資家が直面する最初の壁は、融資審査です。若い世代は一般的に年収が低く、職歴も短いため、金融機関からの信用が得にくいことがあります。その結果、希望する融資額が得られず、計画が頓挫することも少なくありません。融資審査を通過するためには、安定した収入源を確保し、信用情報を良好に保つことが重要です。とくに、クレジットカードの利用履歴やローンの返済履歴など、日常の金融取引においても注意を払うことが求められます。信用情報を積み上げることで、金融機関からの信頼を得やすくなり、融資審査の通過率も向上します。
(2)借入額が多くなりやすい
20代で不動産投資を始める際に注意すべきもう一つのポイントは、借入額が多くなりやすいことです。若い世代は、将来の収入増加を見越して大きな借入をする傾向があります。しかし、収入が安定していない段階で多額の借入を行うことは、リスクが高いと言えます。とくに、金利の変動や不動産市場の変動によって、返済計画が狂う可能性もあります。
また、借入額が多いと毎月の返済額も増えるため、生活費や他の投資に回す資金が圧迫されることになります。これにより、生活の質が低下したり、他の投資機会を逃したりするリスクも考えられます。したがって、借入額を決定する際には、慎重な資金計画が必要です。自分の収入や支出をしっかりと把握し、無理のない範囲で借入を行うことが重要です。
さらに、借入額が多いと、将来的に金利が上昇した場合のリスクも高まります。金利が上昇すると、毎月の返済額が増加し、返済が困難になる可能性があります。このようなリスクを避けるためにも、固定金利のローンを選ぶか、金利上昇に備えた資金計画を立てることが重要です。
(3)不動産投資に対する知識や経験が足りない
20代で不動産投資を始める際に直面するもう一つの課題は、知識や経験の不足です。
不動産投資は、物件の選定、融資の手続き、賃貸管理など、多岐にわたるスキルと知識が求められます。初めての投資では、どのような物件が良いのか、どの地域が将来的に価値が上がるのかなど、判断が難しいことが多いです。また、不動産市場は常に変動しているため、最新の情報をキャッチアップすることが重要です。経験が浅いと、市場のトレンドやリスクを見極める力が不足し、結果として不利な条件で物件を購入してしまう可能性があります。
さらに、賃貸管理においても、入居者の募集やトラブル対応、修繕費の管理など、多くの業務が発生します。これらの業務を効率的にこなすためには、経験とノウハウが必要です。経験が不足していると、トラブル対応が遅れたり、コストがかさんだりするリスクが高まるでしょう。
したがって、20代で不動産投資を始める際には、まずはしっかりと知識を身につけることが重要です。情報源はインターネットだけを頼りがちになるのではなく、セミナーや書籍、専門家のアドバイスを活用し、基礎から学ぶことで、リスクを最小限に抑えることができます。また、初めての投資では、小規模な物件から始めることで、経験を積みながらステップアップしていくのも一つの方法です。
(4)資金計画が甘い
20代で不動産投資を始める際に陥りがちな失敗の一つが、資金計画の甘さです。不動産投資は大きな初期費用が必要となるため、しっかりとした資金計画が不可欠です。しかし、若い世代は経験が浅いため、収支の見通しが甘くなりがちです。
たとえば、物件購入時の諸費用やリフォーム費用、さらに物件を維持するための管理費や修繕費など、予想外の出費が発生することがあります。これらの費用を見落としてしまうと、キャッシュフローが悪化し、最悪の場合、ローンの返済が滞るリスクもあります。
また、賃貸物件の場合、空室リスクも考慮する必要があります。入居者が見つからない期間が続くと、家賃収入が途絶え、ローン返済や維持費の負担が重くなります。このようなリスクを見越して、十分な予備資金を確保しておくことが重要です。
さらに、将来的な金利上昇や物件の価値下落など、長期的な視点でのリスクも考慮する必要があります。これらのリスクを適切に管理するためには、詳細な資金計画を立て、常に見直しを行うことが求められます。
20代で不動産投資を成功させるためには、まずは現実的な資金計画を立てることが重要です。専門家のアドバイスを受けながら、収支のシミュレーションを行い、リスクに備えた計画を立てることで、安定した投資を実現することができます。
20代の不動産投資を成功させる5つの秘訣
20代で不動産投資を成功させるためには、いくつかの重要なポイントを押さえておく必要があります。以下に、成功させるための5つの秘訣を紹介します。
不動産投資の知識を身に付ける
まず第一に、不動産投資に関する知識をしっかりと身に付けることが重要です。不動産市場の動向や物件の選び方、融資の仕組みなど、基礎知識を持つことで、リスクを最小限に抑えることができます。書籍やセミナー、オンラインコースなどを活用して、継続的に学び続けましょう。信頼性の高い情報源から学ぶことが大切です。知識を深めることで、投資判断がより正確になり、成功への道が開けます。
年収500万円を達成してから投資する
不動産投資を始める際には、まず年収500万円を目指すことが推奨されます。これは、融資を受ける際の信用力を高めるためです。年収が高いほど、金融機関からの信頼も厚くなり、より有利な条件で融資を受けることが可能になります。また、年収500万円を達成することで、生活費や緊急時の資金を確保しつつ、投資に回せる余裕資金を持つことができます。これにより、無理のない範囲で安定した不動産投資を行うことができるのです。
目安として初期費用100万円とローン返済額3か月分を用意する
不動産投資を始める際には、初期費用として最低でも100万円を用意することが重要です。この金額は物件の購入費用や諸費用、リフォーム費用などに充てられます。また、ローン返済額の3か月分を事前に準備しておくことで、万が一の収入減少や空室リスクに備えることができます。これにより、投資開始後の資金繰りに余裕を持たせ、安定した運用を続けることが可能になります。しっかりとした資金計画を立てることで、不動産投資のリスクを最小限に抑えることができるのです。
信頼の置ける管理会社を見つける
不動産投資を成功させるためには、信頼の置ける管理会社を見つけることが不可欠です。管理会社は物件の運営やメンテナンス、入居者対応などを代行してくれるため、投資オーナー自身が手間をかけずに運用を続けることができます。とくに20代の投資家にとっては、仕事やプライベートで忙しい中で不動産管理を行うのは難しい場合が多いでしょう。信頼できる管理会社を選ぶことで、物件の価値を維持し、安定した家賃収入を得ることが可能になります。管理会社の選定には、実績や評判、提供するサービス内容をしっかりと確認することが重要です。
「女性、若者/シニア起業家支援金」を活用する
不動産投資を始める際に、初期費用や運転資金の確保が課題となることが多いですが、「女性、若者/シニア起業家支援金」を活用することで、その負担を軽減することができます。この支援金は、特定の条件を満たす女性や若者、シニアの起業家に対して提供されるもので、資金面でのサポートを受けることが可能です。とくに20代の若者にとっては、自己資金が少ない場合でもこの支援金を利用することで、不動産投資をスムーズに始めることができます。支援金の申請には、一定の条件や手続きが必要ですが、これを活用することで初期投資のハードルを下げ、成功への道を切り開くことができるでしょう。
※ただし、こちらの支援制度は不動産投資への支援制度ではありません。制度を活用する場合は、下記の条件とともに「不動産賃貸事業」を始める必要があります。(個人事業主の方も活用できます)
対象者 | 新たに事業を始める方または事業開始後おおむね7年以内の方のうち、 女性である、35歳未満である、55歳以上である |
資金の用途 | 新たに事業を始めるため、または事業開始後に必要とする設備資金および運転資金 |
融資限度額 | 7,200万円(うち運転資金4,800万円) |
返済期間 | 設備資金:20年以内<うち据置期間5年以内> 運転資金:10年以内<うち据置期間5年以内>※注 |
※注「廃業歴等があり、創業に再チャレンジする方」は、前事業に係る債務を返済するために必要な資金も使用でき、運転資金は15年以内(うち据置期間5年以内)まで利用が可能です。
出典元:新規開業資金(女性、若者/シニア起業家支援関連)の概要|日本政策金融公庫
投資信託やクラウドファンディングも視野に入れる
不動産投資を始める際には、投資信託やクラウドファンディングといった他の投資手法も検討する価値があります。これらの手法は、少額から投資を始められるため、初期費用が少ない20代の投資家にとって非常に魅力的です。投資信託では、プロのファンドマネージャーが運用を行うため、初心者でも安心して投資を始めることができます。一方、クラウドファンディングでは、インターネットを通じて多くの投資家から資金を集めることができ、リスクを分散しながら不動産投資を行うことが可能です。これらの手法を活用することで、リスクを抑えつつ、安定した収益を目指すことができるでしょう。
まとめ
20代から不動産投資を始めることには、多くのメリットと可能性が秘められています。長期的な視点で見れば、若いうちに投資を始めることで、ローンの返済期間を長く設定できたり、投資期間が長くなる分だけ利益を増やすチャンスが広がります。また、団体信用生命保険に加入しやすく、自由に使えるお金が多いことも大きな利点です。
しかし、成功するためにはしっかりとした知識と計画が必要です。融資審査の通過や資金計画の立案、信頼できる管理会社の選定など、慎重に進めるべきポイントが多くあります。失敗事例から学び、リスクを最小限に抑えるための対策を講じることが重要です。
不動産投資は、若いうちに始めることで将来的な資産形成に大きく寄与する可能性があります。この記事を参考に、20代からの不動産投資を成功させるための第一歩を踏み出してみてください。
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