ワンルームマンション投資で複数物件を所有するメリットやリスクとは
ワンルームマンション投資において、複数物件の所有は効率的な資産形成の手段として注目されています。
本記事では、複数のワンルームマンション投資のメリット、注意点、そして成功のための戦略について詳しく解説します。
目次
Toggleワンルームマンション投資で複数所有するメリット
まずは、ワンルームマンション投資において複数の物件を所有するメリットを紹介します。
投資物件を増やすことで収益と資産が増える
複数の物件を所有することで、比例して得られる家賃収入も増加します。
例えば、1つの物件から得られる家賃が月10万円であれば、2つ持てば月20万、3つ所有すれば月30万円の収入が見込めます。
不動産を購入する際に一括で購入する人はほとんどおらず、多くの不動産投資家は金融機関の不動産投資ローンを活用して購入しています。ローンを組んで購入した場合は、ローンを完済するまでは純資産とはいえませんが、ローンの完済が近づくにつれて所有する純資産が増えていきます。
資産が増えるということは、融資を受けやすくなることにもつながり、2戸目、3戸目、4戸目の物件購入の際のハードルも下がります。
分散投資でリスクヘッジができる
物件の場所を分散し複数所有することで、何かあった際のリスク分散につながります。
例えば、大地震や台風などの自然災害により物件が倒壊したり、人が住めない状態になる可能性があります。その場合、家の修繕や建て直しなどの費用がかかるでしょう。
しかし、別の場所で物件を所有していれば、通常通り家賃収入が得られるため、収入がゼロになる可能性を防げます。
また物件を購入して年月が経つと、物件周辺に変化が生まれることもあるでしょう。例えば、郊外だと人口が少なくなるなど入居者が減るという需要リスクが考えられます。そういった場合、意図せず需要が減少し空室が増えてしまうこともあり得ます。
2戸以上の複数物件を購入することで、周辺環境の変化があっても対応しやすい点がリスクヘッジとしてあります。
節税効果が見込める
賃貸収入から得られる利益に対して、必要経費を差し引くことができるため、課税対象となる所得を減少させることが可能です。複数の物件を所有することで、管理費や修繕費、さらにはローンの利息などの経費を合算し、全体の税負担を軽減することができます。
また、減価償却を活用することで、物件の価値が減少する分を経費として計上できるため、実質的な税負担をさらに減少させることができます。特に、複数の物件を所有することで、減価償却の効果を最大限に引き出すことができるため、長期的な資産形成においても有利です。
複数物件所有のリスクと対策
ここでは、複数物件所有のリスクと対策を見ていきましょう。
管理やメンテナンス費用がかかる
複数のワンルームマンションを所有することは、収益の増加や資産形成に寄与する一方で、管理やメンテナンスにかかる費用も無視できません。物件が増えることで、それぞれの物件に対する管理業務が増加し、専門の管理会社に委託する場合はその費用が積み重なります。
また、物件の老朽化や設備の故障に伴う修繕費用も発生するため、これらのコストを事前に見込んでおくことが重要です。
さらに、複数物件を所有することで、管理の手間が増えるだけでなく、各物件の状況を把握するための時間や労力も必要になります。特に、遠方にある物件の場合、現地での確認や対応が難しくなることもあります。このようなリスクを軽減するためには、信頼できる管理会社を選ぶことや、定期的な点検を行うことが求められます。
キャッシュフローが逼迫する恐れがある
複数のワンルームマンションを所有することで、収益の増加や資産形成につながる一方で、キャッシュフローの管理が難しくなるリスクも伴います。特に、物件数が増えることで、賃貸収入が安定しない場合や空室が続くと、収入が減少し、経済的な圧迫を感じることがあります。これにより、ローンの返済や管理費用、修繕費用などの固定費が重くのしかかることがあるため、注意が必要です。
また、複数物件を所有することで、各物件の管理やメンテナンスにかかる時間や労力も増加します。特に、物件が異なる地域にある場合、管理の手間が増え、効率的な運営が難しくなることがあります。このような状況下では、キャッシュフローが逼迫し、最悪の場合、資産の売却を余儀なくされることも考えられます。
したがって、複数のワンルームマンションを所有する際には、キャッシュフローのシミュレーションを行い、収入と支出のバランスをしっかりと把握することが重要です。
まとめ・リスクヘッジができれば複数所有はメリットが大きい
ワンルームマンション投資において複数物件を所有することは、資産の拡大やリスクヘッジ、節税効果といった多くのメリットがあります。その一方で、管理やメンテナンスの負担、キャッシュフローの圧迫といったリスクも伴います。
ただし、リスクを理解し、適切な対策を取ることで、投資の成功確率を高めることが可能です。ワンルームマンション投資は計画的に進めることで、安定した収益源となり得るでしょう。
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