ワンルームマンション投資物件を購入する流れとは?物件の探し方や注意点を解説
ワンルームマンション投資は、不動産投資の中でも初心者向けとはいわれてはいるものの、適切な物件選びが欠かせません。物件を選ぶ際は、物件情報と入居率の状況を把握するほか、内見を行い周辺環境や日当たりなどを確認することが大切です。
また、本記事では、ワンルームマンションを購入する際の流れ、物件の探し方や購入時の注意点について解説します。
目次
Toggleワンルームマンション購入の流れ
ワンルームマンションを購入する流れは、以下のとおりです。
- 情報収集をする
- 購入申込書を提出する
- 売買契約書の締結を行う
- 融資の申し込みをする
- 物件の引き渡し
順番に見ていきましょう。
情報収集をする
ワンルームマンション投資を始める前に、情報収集をして市場の動向や物件の相場を把握しておきましょう。具体的には、以下の情報を収集しておくと良いでしょう。
- 物件情報
- 価格相場
- エリアの特性
- 開催しているセミナーや個別相談
- 専門家の意見を聞く
購入申込書を提出する
購入申込書を提出すると、売主側に対して購入の意思を伝えられます。購入申込書には、以下の内容を記載します。
- 物件情報
- 購入者の情報
- 購入希望価格
- 手付金の額
- 入金日
- 契約日
気に入った物件が見つかったら不動産会社に購入申込書を提出しましょう。
売買契約書の締結を行う
売買契約書の締結を行う際は、以下の書類を用意しておきましょう。
- 本人確認書類(運転免許証・パスポート・マイナンバーカードなど)
- 印鑑
- 収入証明書
- 物件情報
- 入居者の賃貸契約書(すでに入居者がいる場合)
重要事項説明を受け、内容を十分に理解した上で、契約書にサインし、手付金を支払います。手付金は、物件価格の5~10%が相場です。手付金を支払った後は、契約内容を理由にキャンセルできないため注意しましょう。
融資の申し込みをする
融資を利用してワンルームマンションを購入する場合は、売買契約締結後に融資の申し込みを行います。融資の申し込みに必要な書類は、以下のとおりです。
- 本人確認書類(運転免許証・パスポートなど)
- 収入証明書(源泉徴収票・確定申告書など)
- 物件資料(売買契約書・重要事項説明書など)
- 返済用口座の通帳
- 印鑑
融資の審査は、申し込みから早くて1週間~1ヶ月程度で結果が通知されます。ローン審査に通過すると「金銭消費賃貸契約」の締結を行い、融資が実行されます。
物件の引き渡し
融資の実行が完了したら、物件の引き渡しです。引き渡し時に必要なものは以下のとおりです。
- 印鑑
- 本人確認書類
- お金(手付金・残代金・諸費用)
- 融資実行通知書(融資を受ける場合)
- 不動産登記申請書(不動産登記を行う場合)
引き渡し後は、物件の名義変更や不動産登記を行いましょう。名義変更は、売主から買主へ所有権を移転する手続きです。不動産登記は、所有権を移転したことを公
的に証明する手続きです。どちらも、司法書士に依頼するのが一般的です。
ワンルームマンション物件の探し方
ワンルームマンション物件の探し方は、以下の3つです。
- 不動産会社に紹介してもらう
- 不動産ポータルサイトで探す
- 競売情報サイトで探す
順番に見ていきましょう。
不動産会社に紹介してもらう
不動産会社に紹介してもらう場合は、自分のニーズや予算を明確に伝えて、見合った適切な物件を紹介してもらいましょう。また、不動産会社は複数社に相談することが大事です。
不動産ポータルサイトで探す
不動産ポータルサイトは、ネット上で不動産情報を探せるサービスのことです。多くの物件情報を一度に比較できるため、効率的に物件探しができます。
SUUMO(スーモ)やHOME’S(ホームズ)、アットホームなどの大手ポータルサイトで条件を絞って検索してみましょう。物件情報や周辺環境を詳しくチェックすることが重要です。
ただし、ポータルサイトによってはワンルームマンションの情報が掲載されていない場合もあるため注意が必要です。
競売情報サイトで探す
競売情報サイトでは、競売に出されている物件を探せます。競売とは、住宅ローンの返済ができなくなった人の代わりに裁判所が不動産を売却し、その売却代金を債権者に分配することです。
競売物件は、一般的な不動産市場よりも安く購入できるのがメリットです。しかし、入居者が決まらない・修繕費が高額になるなどのデメリットもあるため、注意が必要です。専門家のアドバイスを受けながら慎重に検討することをおすすめします。
ワンルームマンション購入時の注意点
ワンルームマンション購入時の注意点は、以下の5つです。
- 物件情報と入居率の状況を把握する
- 適正価格を見極める
- 内見を行う
- 諸費用を確認する
- 信頼できる業者を選ぶ
順番に解説していきます。
物件情報と入居率の状況を把握する
物件情報とは、物件の立地や間取り、設備、築年数、広さ、管理費・修繕積立金などのことです。入居率とは、賃貸物件における空室の割合を示した数値のことです。
物件情報はもちろん、過去の入居率の状況を把握しておくことで、適切な物件選びができるでしょう。
適正価格を見極める
ワンルームマンションの適正価格は、以下の式で算出できます。
想定利回りは、利回りの良し悪しで判断するのではなく、物件の立地や築年数などから適正利回りを見極めることが大切です。想定利回りは、以下の式で算出できます。
エリアの相場を調べ、将来的な価値の変動も考慮して見極めましょう。
内見を行う
内見時に確認しておきたいポイントは、以下のとおりです。
- 物件の状態
- 周辺環境
- 日当たり
- 騒音
- 匂い
必ず実際に内見をして物件の状態や周辺環境を確認するようにしましょう。可能であれば、昼と夜など異なる時間帯で複数回の内見を行うことをおすすめします。
諸費用を確認する
ワンルームマンション購入時の諸費用は、以下のとおりです。
- 不動産取得税
- 印紙税
- 仲介手数料
- 固定資産税・都市計画税
- 火災保険料
- ローン手数料
- 融資保証料
- 住宅ローンの事務手数料
購入時の諸費用は、物件価格の5%~7%程度が相場といわれています。購入価格以外の諸費用(登記費用、固定資産税など)を把握し、将来的な修繕費用も費用の考慮に入れておきましょう。
信頼できる業者を選ぶ
不動産投資は、物件購入後も不動産会社や管理会社と長期的に関わり続ける必要があります。そのため、信頼できる業者を選ぶことが重要です。
不動産会社を選ぶ際は、以下のポイントを確認しておきましょう。
- 担当者の知識や提案力
- アフターフォローの有無
- 不動産会社の実績
不動産会社の担当者が信頼できるかどうかは、上記のポイントを確認することで判断できます。担当者が信頼できれば、不動産会社も信頼できるといえるでしょう。
まとめ
本記事では、ワンルームマンション投資の購入時の流れや物件の探し方、注意点について解説しました。
ワンルームマンション投資は、適切な物件選びが重要です。物件情報や入居率の状況を把握し、内見を行って周辺環境や日当たりなどを確認しておきましょう。
本記事を参考に、ワンルームマンション投資を成功させてください。
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