資産運用にはどんな種類がある?狙いたいリターン別おすすめ資産運用法7選
資産運用に興味があるという方の中にも、具体的にどの資産運用を選べばよいか分からないという方もいらっしゃるでしょう。本記事では、代表的な資産運用の種類について解説すると共に、狙いたいリターン別に7つの資産運用方法をご紹介していきます。
目次
Toggle資産運用の種類
資産運用とは、自分の資産を預金や投資で運用することで効率的に増やしていくことを言います。老後資金の準備や教育資金・夢のための資金など運用する目的はさまざまですが、近年は投資しやすい環境もあり、資産運用を検討している人も多いものです。
とはいえ、資産運用といってもさまざまな種類があります。具体的には、以下のようなものです。
・預金
・外貨預金
・国債
・金投資
・FX
・株式投資
・投資信託
・不動産投資
それぞれ特徴やメリット・デメリットが異なるので、自分に適した資産運用方法を選ぶことが大切です。
安定して運用したい方におすすめの資産運用
資産運用法を選ぶときは、その資産運用法にどの程度のリスクがあるかを尺度にするのが、一つの方法です。基本的に、リスクが高い資産運用法ほど高いリターンを狙うことができ、一方でリスクが低い資産運用法は長期で利益を狙っていくため、短期間でみるとリターンは少なくなることが多くなります。
つまり、短期間で高いリターンを得たいと思えばハイリスクな資産運用法を、一方で大きなリスクを取らず、長期的に利益を積み上げていきたいという方は、ローリスクな資産運用法を選ぶとよいでしょう。
ここでは、安定して資産運用したい人におすすめの運用方法として、以下の3つを紹介します。
・預金・外貨預金
・国債
・金投資
・預金・外貨預金
銀行にお金を預け入れる預金は、もっとも取り組みやすい方法と言えます。資産運用という意識がない人も多いかもしれませんが、預金として預け入れるのも、資産運用の一つとなるのです。
メリット | デメリット |
・資本が少なくでも資産運用できる ・元本が保証されている | ・金利が低い |
預金・外貨預金はお金を預け入れるだけであり、その額も自分で自由に決められるので資本が少なくても気軽に運用できます。ただし超低金利と言われるように、現在の金利は極端に低いため、利益がほとんどない点には注意が必要です。リターンを得るよりも安心して運用したい人に向いている方法と言えるでしょう。
預金でリターンを得たい場合は、外貨預金と言う方法があります。外貨預金とは、日本円を外貨通貨に両替して銀行に預け入れる方法です。一般的には外貨のほうが金利は高く、タイミングを見極めて引き出すことで為替差益を得られます。
ただし、外貨預金の場合タイミングによっては損失を出す可能性もあり、銀行によって手数料も高額になる場合があるので注意しましょう。
・国債
国債とは、国が発行している債権のことを言います。国債を購入すると、保有期間は金利を受け取れ、満期時には額面金額の償還を得られるのです。
メリット | デメリット |
・利回りが安定している ・元本保証がある | ・リターンは少ない ・換金まで時間が掛かる |
国が発行しているため、国がある限り元本が戻ってくるのでリスクが少なく比較的安定して投資できるというメリットがあります。個人向け国債であれば1万円から購入できるので、運用資産が少ない人や投資経験が少ない人にもおすすめです。
・金投資
世界共通の資産ともいわれる「金」に投資する方法は、人気の高い資産運用方法です。金投資では、金地金(金の塊)を購入する方法や、毎月一定額を購入する純金積み立てなどの投資方法があります。
メリット | デメリット |
・無価値にならない ・インフレに強い | ・リターンは少ない ・金地金を購入する場合は盗難リスクがある |
世界共通の価値がある金は、希少性があり無価値になることはないと考えられています。また、インフレや有事の際に強い資産でもあるので、資産運用のリスクヘッジとしても有効です。
ただし、リターンは少ないのでコツコツと資産を形成することに向いている運用方法でもあります。また、現物を所有する場合は盗難リスクには十分気を付ける必要があるでしょう。
高い利益を狙いたい方におすすめの資産運用
次に、高いリターンを狙いたい人におすすめの資産運用方法として、次の2つを紹介します。
・株式投資
・FX
FXは、外国為替証拠金取引とも呼ばれ、日本円やドルなどを売買して為替差益を得る投資方法のことをいいます。例えば、1ドル=100円の時にドルを購入し、1ドル=120円になったタイミングで売却することで20円の利益を得る方法です。
メリット | デメリット |
・短期間で大きなリターンを得られる可能性がある・レバレッジ効果を利用できる | ・損失が大きくなる可能性がある ・常に値動きをチェックする必要がある |
FXでは、レバレッジ取引と言われる、投資額以上の資金で取引できるという特徴があります。レバレッジ取引を活用することで、より大きな投資が可能になり、リターンも大きくなる可能性があるのです。ただし、リターンが大きくなる半面、損失が出た場合のマイナスも大きくなる点には注意が必要です。常に値動きを見てタイミングを計る必要があるため、仕事の合間に投資するのは難しい点にも注意しましょう。FXは、相場の見極めが難しくリスクも大きいため、投資初心者にはハードルが高い資産運用方法と言えます。
・株式投資
投資と言えば「株式投資」を思い浮かべる方も多いでしょう。企業が発行する株式を購入し、売却による差益を得る方法が株式投資です。
メリット | デメリット |
・大きなリターンを狙える ・配当金や株主優待を受けられる | ・大きな損失になる可能性がある ・専門的な知識が必要 |
企業の成長や市場を見極めて取引することで、大きなリターンを狙うことが可能です。反対に、市場の暴落や企業倒産では元本を失う可能性もあるので、見極めが重要になります。
株式投資では、株式を保有するだけでも配当金や株主優待を得られるというメリットがあるので、初心者は配当金を得る方法で投資するのもおすすめです。
安定しつつ利益を狙いたい方におすすめの資産運用
安定は求めつつ利益も狙いたいという人におすすめの資産運用方法としては、次の2つがあります。
・投資信託
・不動産投資
・投資信託
投資信託とは、投資家の資金をまとめてプロが運用する金融商品のことです。投資信託に投資すると、ファンドの運用結果に応じた分配金を得られます。運用自体はプロがしてくれ投資家は投資するだけで分配金を得られるため、投資初心者や投資に時間が割けない人にもおすすめの投資方法です。
メリット | デメリット |
・投資の知識や経験が不要 ・投資の手間がかからない
・利回りが比較的安定している |
・手数料がかかる ・元本保証はない |
投資信託は比較的リスクが少なく利回りが安定しているので、コツコツを長期的に資産運用したい人にもおすすめです。ただし、運用をプロに任せる分手数料がかかってしまう点には注意しましょう。
また、リスクが少ないと言っても元本保証があるわけではありません。投資するうえでは、投資対象についてしっかりとリサーチしたうえで判断することが大切です。
・不動産投資
不動産投資は、不動産を購入し、家賃収入を得られるのに加え、売却時の価格差で利益を狙うことも可能です。
メリット | デメリット |
・安定した収入を得られる ・投資の手間が少ない ・インフレに強い ・レバレッジ効果を狙える ・節税効果も狙える |
・まとまった資金が必要 ・災害リスクや事故リスクがある |
不動産投資では、入居者さえ確保できれば毎月安定して家賃収入を得られるというメリットがあります。
基本的には、ローンを組んで不動産を購入するため、ローン完済後は家賃収入をそのまま手元に残せ、老後の年金代わりにもできるでしょう。管理自体は、管理会社にすべて委託できるので投資の手間がかからず、忙しい人にもおすすめです。
また、ローンを組むことで自己資金以上の物件への投資ができ、高いレバレッジ効果を狙えるという特徴もあります。不動産という現物を所有するためインフレにも強く、資産運用に組み入れることでリスクヘッジにもつながります。
ただし、融資を受ける場合でもある程度の自己資金が必要になるものです。また現物を所有するため、災害などで不動産が倒壊する災害リスクや事故物件化するリスクはゼロにはできない点にも注意しましょう。
不動産投資は、短期で大きな利益を狙うことは難しいですが、コツコツと長期的に安定して運用することが可能です。将来の資産拡大を狙う人には、おすすめの運用方法と言えるでしょう。
まとめ
資産運用方法ごとの特徴についてお伝えしました。資産運用方法には、さまざまな種類があり特徴が異なります。
どれくらいのリターンを狙いたいのかリスクが許容できるのかによって、最適な運用方法も変わるものです。どの資産運用方法であっても、必ずリスクやデメリットがあるため、しっかりと理解したうえで運用方法を選ぶようにしましょう。
長期的な資産運用を検討しているなら、安定して収入を得られる不動産投資がおすすめです。
どの資産運用にすべきか迷っている場合は、一度不動産投資を検討してみてはいかがでしょうか。
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