自然の猛威、気をつけましょう。
お世話になっております。
賃貸管理部田中です。
相も変わらず暑い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
天然サウナさながらのこの陽気ですと、やはり熱中症が気になりますね。
夏になると「暑さ」に対する関心が高まり、その危険性がよく話題に上がります。
その甲斐あって熱中症対策が広まりつつあります。
その一方、冬の「寒さ」を意外と軽視していないでしょうか?
厚生労働省の人口動態調査による『人口動態統計』では、「自然の過度の高温への曝露」、「自然の過度の低温への曝露」として、それぞれ「熱中症」、「凍死」で亡くなった人の数がまとめられています。
実は、熱中症と凍死、近年の累計では凍死の方が亡くなった人が多いくらいです。
2014年から2021年の7年間の合計は熱中症が8920人、凍死が1万402人と、凍死の方が多い結果となっています。
ここで単純な疑問として、熱中症についてはよくニュースでも取り上げられていて、日常のリスクとして認知されていますが、では凍死についてはどこでそんなに亡くなってしまっているのか。
雪山?
実は、自宅が最も多い。
凍死による死亡者の8割強は65歳以上の高齢者となっている。
その中でも、多くの方が自宅内または詳細不明の場所で亡くなっています。
具体的な例はありませんが、凍死の死亡は確認されているが、発見時の詳しい状況がわからないか、死亡診断書を記載した医師が状況を把握できず判断が難しいため、「詳細不明の場所」として分類された可能性が高い。
さらに、年齢が上がるにつれて「詳細不明の場所」の増加傾向が、家庭とほぼ同じとなっている。
したがって、おそらく「詳細不明の場所」は家庭と同じような状況によって発生していると考えられるのではないでしょうか。
とは言え、これはあくまで残念ながら亡くなってしまった方の人数。
凍死の原因である低体温症の搬送者数と、熱中症の搬送者数は比べるまでもなく圧倒的に熱中症の搬送者数の方が多い。
そのため、一概にどちらが危険という話ではないと言えます。
夏の暑さのピーク時に活動をする際、私たちは熱中症のリスクにさらされます。
体温調節の機能が正常に働かなくなり、脱水や体力の低下を引き起こす可能性があります。
高齢者や小さな子供、慢性的な健康問題を抱えている方々は特に注意が必要です。
十分な水分補給と休息を取り、長時間の屋外活動を避けることが重要です。
一方で凍死も大変危険な状況です。
寒冷地や寒冷水域で長時間過ごす場合や、身体的な衰弱がある場合は特に注意が必要です。
低体温症が進行すると、意識障害や心臓の機能停止など、生命にかかわる状態となることもあります。
極寒の環境に限らず、たとえ家の中であってもしっかりと防寒対策をして、体温を保つことが重要です。
自然の猛威、気をつけましょう。
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