原宿駅
本日は山手線特集第三弾!「原宿駅」について書いていきます♪
最近のイメージでは10代前後の若者の街になっていますが、どのようにして今の唯一無二の街になったのか、歴史から見ていきたいと思います(・´з`・)
歴史
戦前
1906年(明治39年)10月30日 日本鉄道の駅として開業。同時に貨物営業も開始。駅は現在位置より代々木駅寄りにあった。
1906年(明治39年) 11月1日 日本鉄道が国有化、国有鉄道の駅となる。
1909年(明治42年)10月12日 線路名称制定により山手線の所属となる。
1920年(大正9年) 11月1日 明治神宮が完成、鎮座祭が行われる。
1924年(大正13年) 6月 開業当初よりも南寄り(渋谷駅寄り)の現在地に移動。現在に続くイギリス風木造駅舎が竣工。
1925年(大正14年)10月15日 原宿変電所跡地に「宮廷ホーム」が完成。病弱だった大正天皇が日光・沼津・葉山の御用邸に静養に出発する専用の目的で建設された。
1941年(昭和16年) 2月1日 貨物取り扱いを廃止。
1945年(昭和20年) 4月14日 空襲により駅舎に直撃弾を受けるも、すべて不発により焼失を免れる。
戦後
戦災からの復興の過程、隣接する千駄ヶ谷地区には連れ込み宿が林立、原宿駅前にも同様の旅館が出現したようです。
しかしながらそれらを一掃しようという運動が近隣住民やPTAを中心に行われ、その結果原宿駅を含む原宿地区は1957年(昭和32年)文教地区の指定を受け、その結果風俗営業は姿を消したと言われています。
1952年(昭和27年)10月14日 鉄道開業80周年を記念して皇室専用ホームの一般公開を実施。
1972年(昭和47年)10月20日 帝都高速度交通営団(営団地下鉄)の明治神宮前駅が付近に開業。当駅建設中に、ナウマンゾウの化石1頭分が発掘された。
1987年(昭和62年) 4月1日 国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道の駅(山手線所属)となる。
1997年(平成9年)「関東の駅百選」に認定される。選定理由は「神宮の森とマッチしている西洋風の駅舎」。
2008年(平成20年) 6月14日 副都心線の駅が開業。
原宿駅自体が若者の街として発展し始めたのは60年代からと言われていて、1964年には近隣の代々木体育館などを会場として東京オリンピックが開催されワシントンハイツの場所に選手村が建設されたことによって、外国文化の洗礼を受けた若者たちによる「原宿族」が出現しました。
1966年には原宿地区初の本格的ブティックである、マドモアゼルノンノンが開店し、おしゃれな喫茶店やアクセサリー店なども相次いで開店するようになっていったようです。
1973年のパレフランス、1978年のラフォーレ原宿のオープンや、創刊されたばかりのファッション雑誌「anan」や「non-no」により原宿が紹介され、アンノン族が街を闊歩、原宿はファッションの中心地として全国的な名声を手に入れたと言われています。
現在でもananやnon-noは流行の発信源となっていますが、当時もそうだったんですね!私も以前はnon-noを愛読していましたので、親世代の人たちもそうだったのかと思うとなんだか感慨深いです(*´ω`*)
80年代前半、原宿の歩行者天国で独特の派手なファッションでステップダンスを踊る「竹の子族」と呼ばれる若者が出現し、78年にオープンしていたラフォーレ原宿もきっかけとなり、原宿はファッションの街として発展していったようです!
駅名の由来
このあたりはかつて千駄ヶ原と呼ばれ、そこの宿場町だったことから、千駄ヶ原の「原」と宿場町の「宿」で「原宿」と呼ばれるようになったとされています。諸説あるようなのではっきりとはわかりませんが、原宿から千駄ヶ谷も近いですし、有力かもしれませんね(^^)/
乗り入れ路線
・JR山手線・・・外回り(新宿、池袋方面)、内回り(品川、上野方面)
・東京メトロ千代田線「明治神宮前駅」・・・唐木田方面、取手方面
・東京メトロ副都心線「明治神宮前駅」・・・中華街方面、飯能方面
乗降客数
・JR・・・1日70,766人。JR線全142駅中62位。
・東京メトロ・・・1日91,026人。東京メトロ全130駅中43位。
JRに関しては、多くもなく少なくもなく・・・と言ったところでしょうか?企業が多くないので納得の数字ではあります。やはり原宿を利用される方はおしゃれでアパレル関係のお仕事をされている方が多いのではないでしょうか。後は、観光客の方々でしょうか。たまーに(3ヶ月に1回くらい)行くと外国人観光客の方や修学旅行生などを多く見かけます!
賃料相場
ワンルーム:11.90万円
1K:11.42万円
1DK:12.74万円
1LDK:19.89万円
2DK:21.56万円
2LDK:30.36万円 (HOME’S調べ)
やはり高いですね(笑)原宿などのおしゃれな街だとマンションなどもデザイナーズ系が多かったり、意外と古いマンションやアパートもあるのですが、リノベーションなどが施されていて賃料が高くなっているケースが多いようです。
再開発
表参道ヒルズ・・・かつて同潤会青山アパートがあった場所に2006年2月にオープン。
東急プラザ表参道原宿・・・かつてティーズ原宿(セントラルアパート)があった場所に2012年にオープン。
「神宮前計画」・・・原宿の竹下通りと明治通りの交差点の場所。
2005年始めに着工するはずが、地権者関係の訴状などもあり、開発計画は頓挫したままだったが、2015年初めに着工。建築計画によれば、地上23階、地下3階で延床面積12966坪、2017年8月末の竣工予定。現地では、基礎工事の準備が進められている。23階の規模で、隣のセコム本社ビルを超える。
中には商業施設やオフィスが入る予定。
原宿駅駅舎改修工事・・・JR東日本は現在の駅舎を閉鎖し、駅舎を橋上化(線路の上に跨ぐような形)することを決定。2020年までに改修工事を終わらせる予定だそうです。
私はなんだか寂しい気がしますね。老朽化のための改修で仕方ないのは分かるのですが、ここまでデザインを変える必要があったのかと・・・。「関東の駅百選」にも選ばれていて、明治神宮の緑とも違和感なくマッチしていましたし何より歴史のある建物だったと思うので、「いきなりそんな近代的なものにしなくても・・・」と思ってしまいます。現在の駅舎が趣あるだけに、非常に無機質に見えます。(個人的な意見です笑)
皆様いかがだったでしょうか!私たちの世代(20代後半です)では知らないことがたくさんあったかと思います!竹の子族世代の方々にとっても知らないことや懐かしいこと、、、あったのではないでしょうか?私はこの記事を書いていて、久しぶりに原宿駅周辺を散歩してみようかと思いました!新しい出会いもあるような気がして、なんだかワクワク( *´艸`)
皆さんもお散歩してみてはいかがでしょうか?若者だけではなく、何かハマるものがあるかもしれませんよ(*´▽`*)
それでは♪
次はー、代々木〜代々木〜
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