そうだ、蟹たべよう
突然の寒波。一気に冬が加速しましたね。
体調崩されてませんか?いかがお過ごしでしょうか?
私は手がカッサカサで、ひび割れあかぎれカウントダウンです。田中です。
さて、冬といえば、そう、カニですね。
皆さんはカニの種類についてどの程度ご存知ですか?
世界にはおよそ5000種のカニが存在し、日本にも約1000種が生息していると言われています。それにもかかわらず、日本で流通しているカニは主に4種類しかありません。
いわゆる日本4大カニと言われている奴らです。
ズワイガニ、毛ガニ、タラバガニ、そして花咲ガニですね。
これらの名前は当然聞いたことがあると思いますが、その違いを意識したことは少ないかもしれません。そこで、この4種類のカニについてそれぞれ解説していきます。
ズワイガニ
ズワイガニは体が横に長くて、殻がなめらかです。足の部分を楚(スワエ)と呼ぶようですが、その名前が訛ってズワイガニとなったと言われています。
このズワイガニは日本全国で獲れますが、産地によっては違う名前で知られています。例えば、兵庫、京都、鳥取、島根では松葉ガニと呼ばれ、その中でも兵庫の香住港で獲れるものは香住ガニとして知られています。福井の越前港や三国港で獲れるものは越前ガニと呼ばれています。
なお、通称カニの女王と呼ばれていますが、ブランドガニになるのはオスのズワイガニだけで、メスはセコガニと呼ばれます。
カニの女王なのにオスしか女王になれません。
ズワイガニは、日本で最もよく流通しているカニで、刺身やカニ鍋、カニしゃぶなど様々な調理方法に向いており、カニ味噌も濃厚で絶品なので、カニの種類の中でも好みが別れにくいバランスがとれたカニです。
毛ガニ
次にご紹介するのは毛ガニです。通称「オオクリガニ」と呼ばれ、全身が毛で覆われているカニですが、爪周りなんか結構ゴツゴツトゲトゲしていて、殻剥きのときなんかかなり痛いです。
ちなみに私が一番好きなカニでもあります。
主に北海道や岩手などで収穫されています。他のカニには一定の旬があるのに対し、毛ガニは一年を通じて収穫可能なカニです。
毛ガニの最も特徴的な点は、何と言ってもカニ味噌です。他のカニよりも濃厚でクリーミーなカニ味噌をお楽しみいただけます。また、毛ガニは非常に大きな甲羅を持っており、甲羅酒をする際にはその甲羅がよく使用されます。
現在では、毛ガニは8cm以上でなければ収穫してはならないという規則があるため、漁獲量が減少しており、価格も上昇しています。
タラバガニ
タラバガニは漢字で「鱈場蟹」と書きます。鱈(タラ)が生息する地域でよく獲れることから、タラバガニという名前がつけられています。
他のカニに比べて体が大きく、甲羅にトゲのような突起があるのが特徴です。
言わずと知れたカニの王様と言われるヤドカリです。タラバガニはカニではないですが、見た目や味から通常は「カニ」と呼ばれています。これは、カニは横歩きしかできないのに対し、タラバガニはヤドカリの仲間で縦に動くことができるという特徴があります。
身は淡白な味わいですが、ボリューミーなため食べごたえが欲しい人におすすめです。また、タラバガニのカニ味噌は食べられないのでカニ味噌が好きな方には向いていません。
北海道やオホーツク海で獲れるタラバガニが、日本で流通しているものの、9割以上がロシアなどからの輸入品だと言われています。さらに、ロシアからの輸入量が減少しているため、価格が高騰し、高級なカニとしてのイメージが根付いています。
花咲ガニ
花咲ガニについてはご存知でない方も多いのではないでしょうか。それは花咲ガニが北海道以外での流通がないためです。このことから、「幻のカニ」とも称されています。
花咲ガニはタラバガニ同様、ヤドカリの一種であることも特徴です。4大ガニの内、その半分がヤドカリです。
体が赤く、トゲが鋭いのが特徴であり、タラバガニとは異なり、エビに似た風味があると言われています。殻からは良いダシがでるのでカニ汁にするのもおすすめです。
北海道に行ったら是非食べてみたいカニですね。
さて、そんなこんなでなぜか実家からカニが届きました。隣駅の兄家族と山分けして、我が家には四杯割り当てられました。
土地柄、実家でカニと言えば毛ガニです。
奥さんもカニは大好物だそうです。
生後1年の息子もようやく甲殻類デビューです。
それにしてもカニって、なんであんなに剥くのが大変なんでしょうね。
こんなの最初に食べた人、マジ食べるのなかったんでしょうね。
甲殻類なんて、見た目でっかい昆虫みたいなもんじゃないですか。で、硬くて食べるの大変。
美味しいって知ってなかったら絶対食べないですよね。
まあ、美味しいって知ってるから頑張って殻を剥くんですが。。
奥さんもこればっかりは頑張って殻を剥きます。
「痛っ」
あ、どうやら手を切ったようです。
あ、痛くてこれ以上剥けないですか。そうですか。
そうですか、残りぜんぶ私が剥くのですか。
やりましょう!
カッサカサの手は、カニ汁がシミシミで荒れ荒れとなり、バッキバキにひび割れの手になりました。
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