【宇奈とと】うに×うなぎの“禁断タッグ”と、天丼界のモンスター「大海老」──話題の丼2種を食べてみた【辛口レビュー】
安い・早い・美味い。
そんな三拍子でおなじみの「名代 宇奈とと」。
一言でいえば「高級食材を大衆価格でねじ伏せようとする男気チェーン」である。
うな丼一杯640円はありがとうの一言につきる。
かくいう私も、月に1度以上はお世話になっていたりする。
そしてその宇奈ととがGWに合わせて5/2に放った新メニュー2連発がこちら
- うにと鰻の相盛り丼セット(2,980円)
- 鰻と大海老の天丼セット(2,500円)
両方食べた筆者が、忖度ゼロでレポートする。
うにと鰻の相盛り丼セット:「夢の共演」か「異文化衝突」か
まずは“うに×うなぎ”という、一見すると美食家たちの打ち上げ会議で決まりそうな一品。
ふたを開けると…
- 海苔の上に鎮座する「うに」
- 隣に整然と並んだ「うなぎ」
- そしてその下に控える酢飯
──お、お前、酢飯だと…?
そう、これはもはや「海鮮ちらし丼」寄り。
“うなぎの蒲焼き+白飯”という常識をぶち壊しに来ている。
味はどうかというと?
うなぎは安定の宇奈とと品質。
つまり、「ギリギリちゃんとしてる」ラインは保っている。
肉厚ではないが、タレの味で押し切るタイプ。これは想定内。
セットの“う巻き”も安定して美味い。
問題はうに。
……ちょっと待て。
うにの風味が薄弱。
いや、正確には「うにの香りを過去に嗅いだことがあるような気がする」くらいの存在感。
冷凍感を隠しきれないまま、酢飯と混ざり、「うに味の記憶」として舌に残る。
正直、“夢の共演”というよりは、お見合いの初回でぎこちない空気が流れている感じ。
うには寿司屋か港町で食べるべき、を思い出させてくれる一品。。
鰻と大海老の天丼セット:胃袋に挑む“重量級タッグ”
さて、こちらは鰻と天ぷらという和の二大スター共演。
しかも「大海老」と名乗るからには、それなりの覚悟がいる。
で、実物はというと…
デカい。
とにかくエビがデカい。
だが、衣の分厚さも比例してデカい。
一口食べてみると、
「エビ、どこいった?」というほどの衣。
まさに、天ぷら界のタキシード仮面──中身より外見が主張してくる。
鰻の方は、相変わらず宇奈ととのクオリティ。
甘辛いタレと柔らかさの絶妙ラインをギリギリ攻めてくる。
でも、天ぷらの油と相まって、後半はちょっと、いやかなり胃に重い。
油を抑えるためかセットにサラダが含まれているが、個人的には鰻や天ぷらの添え物としてサラダを求めていないので蛇足。
そもそも、店舗に元々揚げ物は無かったはず。天ぷらに対するノウハウがないまま踏み切ってしまった感が隠しきれない。。
総評:安うまグルメの限界を超えて挑んでしまった「ガチンコ丼」
宇奈ととの野心と価格努力には拍手。
うなぎをこの値段で出し続けるのは、もはや“企業努力”というより“企業の根性”だ。
しかし、今回の限定メニューに関して言えば
- 「うに丼」→ 見た目は豪華、味は追いついていない感
- 「天丼」→ 映えるけど、食後はちょっと後悔がちらつく
普段のメニューに関してはコストに見合うパフォーマンスを充分に発揮出来ていると感じるが、今回の値段だと当然に求める期待値も跳ね上がってしまう為、やはりそれに見合った評価•感想となってしまうのは否めない。
正直、どうしてもインバウンド狙いの思惑が透けて見えると思ってしまう。。
万人には勧めないが、「うなぎのあるファストフード」としての宇奈ととを愛してる人には、一度試してみてほしい。
ハマればラッキー、ハズレてもネタになる。
以上、宇奈とと丼界の“ドリームチーム”、食べてみたレポでした。
それではまた、安うまグルメの戦場でお会いしましょう。
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